発達障がい・特性のあるお子様について

発達障がいとは、脳機能に生まれつきの発達の偏りがあることにより、社会生活や学習を習得する上で困難さを生じる障がいです。

発達障がいは、外見からは判断しにくいことがあり、さらに、その症状や特性・困難さはお子様によって様々なため、周りの人から適切な理解・支援を受けられないことがあります。

 

しかし、発達障がいのお子様も、特性に合った学びの方法・環境を調整することで、学びがスムーズになっていきます。

もちろん、その過程では、お子様の努力と保護者の方の根気強い支えも必要になりますが、そのサポートを勉強ラボではご家庭と協力して行っています!!

 

さまざまな特性について

●ADHD(注意欠陥/多動性障がい)

ADHDのお子様は、集中力を持続させることが難しく、周りの何気ないことにも気が散ってしまうことが多く、じっとし机に座っていることが苦手です。

学校生活においても、授業中に集中ができず歩き回ったり、忘れものが多いことから学校の先生から注意を受けてしまうことが多いです。

〈ADHDのお子様のお困りごと〉

・集中力を持続することが困難

・注意が散漫になりやすい

・忘れものが多い

・机にだまって座っていることが苦手

〈ADHDのお子様の学習のコツ✐〉

・机の上や手の届くところに学習に関係ない物は置かない

・短期的なスケジュールを立ててあげ、お子様がわかる形でみせる

 (できたときの達成感を実感させる)

・視覚で学習できる教材やドリル、タブレットなどを活用する

・どうしても集中ができないときは、しっかり休みをとる

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●HFPDD/高機能広汎性発達障がい

HFPDDとは、「自閉症スペクトラム」とも言われ、他者とのコミュニケーションを円滑に取ることが苦手であるのが特性です。お友達との関係の中でも空気が読めないことがあり、言葉遣いにも特徴がみられ、極端に丁寧な言葉を話したり、子どもらしくないことを言ったりすることがあります。

また、こだわりが強いことも大きな特性です。自分の中のルーティーンが崩れることを極端に嫌がり、そのルーティーンを崩されると、もとの機嫌に戻るのに時間を要します。

〈HFPDDのお子様のお困りごと〉

・騒がしい場所が苦手

・突然予定が変更されることが苦手

・失敗することに対して恐怖心が強い

・あいまいな情報を理解することが苦手

HFPDDのお子様の学習のコツ✐〉

・静かな環境を整えたり、静かな場所に移動する。

 (イヤーマフを使うことも効果的)

・急な予定変更はなるべく避ける。

 (耐性をつけることも大事なので、予定を変更する際は理由や意図をきちんと伝える。)

・視覚で学習できる教材やドリル、タブレットなどを活用する

・抽象的な表現は避け、具体的にかつ端的に伝える。

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